駐在中こそCFAを勉強しよう|シンガポールでの認知度・費用・続けるコツ

ノートパソコンと開いた本(イメージ)

CFA(CFA協会認定証券アナリスト)は、世界で20万人以上が持つ投資・金融の国際資格です。

投資分析、企業の財務、ポートフォリオ運用、プロとしての倫理までを英語で体系的に学びます。「金融の知識を世界共通の物差しで証明できる」のが最大のメリット。

外資系金融や運用会社への転職、帰任後のキャリアアップで評価されやすい資格です。金融の仕事をしていない人にとっても、お金や投資を本格的に理解する近道になります。

駐在生活は忙しいけれど、日本にいた頃より通勤が短く、夜や朝に自分の時間がとれる——。そんな方にとって、アジアの金融センターであるシンガポールは、CFAの勉強を始めるのにぴったりの場所です。

この記事はこんな方に

  • 💼働く側(駐在員ご本人)にとって駐在中の時間を、帰任後や転職で評価される資格の勉強に使える
  • 🏡帯同する側(ご家族・パートナー)にとって帯同中の学び直しや、再就職に向けた選択肢の一つになる

ざっくり言うと

  • 🎓CFAとは世界20万人超が持つ、投資・金融のプロの国際資格
  • 💼取るメリットは金融の実力を世界共通で証明でき、転職・帰任後の武器になる
  • 🇸🇬シンガポールでは協会会員のCFA保有者は約4,100人。国の制度でも認定
目次

CFAってどんな資格?

CFAは、米国のCFA協会(CFA Institute)が認定する資格です。試験はLevel I〜IIIの3段階で、すべて英語。

次の条件を順に満たすと「CFA Charterholder」を名乗れます。

  • 3つに合格
  • 4,000時間(36ヶ月以上)の実務経験
  • CFA協会の会員登録
  • 🌍 世界の保有者は20万人超(2025年6月時点で205,535人)
  • 📝 試験は3レベル・すべて英語・コンピューター試験
  • ⏳ 学習時間の目安は1レベル300時間(CFA協会)

運用会社・証券・銀行の運用部門やリサーチ、事業会社の財務・IRなどで評価される資格です。

日本では日本証券アナリスト協会の「証券アナリスト(CMA)」の方がなじみがあります。ただし、海外の金融業界で通じるのはCFAです。

シンガポールでのCFAの認知度

マリーナベイの高層ビル群(イメージ)
マリーナベイの高層ビル群(イメージ)

アジアの金融センターらしく、CFAは「知っていて当たり前」の資格です。

項目 シンガポールの状況
CFA保有者(協会会員) 4,098人
受験者(候補者) 3,395人
CFA Society Singapore 1987年設立。北米以外で最初の協会で、世界で7番目の規模
国の制度での扱い 2025年11月、Level IがIBF(金融業界の人材育成機関)の認定を取得

人数はCFA Society Singaporeの年次報告(2025年6月時点)の数字です。

同協会は業界セミナーやキャリア講演、メンター制度などを年間を通じて開いています。現地の金融業界ではCFAが共通言語のように使われています。

2025年11月には、Level IがシンガポールのIBF(Institute of Banking and Finance)の認定を受けました。

CFA協会によると、国の産業スキル制度で補助の対象になるのはアジア太平洋で初めてです。

2026年8月の試験から、合格者は受験料の50%(40歳以上のシンガポール国籍者は70%)の補助を受けられます。

ただし対象はシンガポール国籍・永住者です。そのため、EP(専門職の就労パス)やDP(帯同家族パス)で暮らす日本人の駐在家族は対象外です。

それでも、国が後押しするほど評価されている資格だということはわかります。

駐在中がチャンスな理由

試験会場が近い

わざわざ受けに行く必要がありません。

  • 📍 シンガポール国内のPrometricのテストセンターで受験
  • 📅 Level Iは年4回(2月・5月・8月・11月)

予約は先着順で、人気の日程は早く埋まります。受験登録をしたら、すぐに会場と日時を押さえましょう。

英語と金融に毎日ふれている

仕事の英語、現地のニュース、銀行や証券口座の書類。日々の生活そのものが、英語の試験への慣らしになります。

帰任後・転職のカードになる

「海外駐在経験+CFA」は、外資系や運用会社で強い組み合わせです。シンガポールで現地採用に切り替える場合も、金融の仕事なら履歴書で目にとまります。

駐在妻・夫として帯同中の方が、キャリアを再開する準備として勉強するのもおすすめです。

費用と勉強時間の目安

ノートパソコンに映る株価チャート(イメージ)
ノートパソコンに映る株価チャート(イメージ)

受験料は1レベルあたり約US$1,100〜1,600。早めの申込で安くなります。

レベル 早期申込 通常申込
Level I US$1,140 US$1,490
Level II US$1,140 US$1,490
Level III US$1,240 US$1,590

3レベル合計でUS$3,520〜4,570です(教材・予備校代は別)。勉強時間は1レベル300時間が目安です。

そのため、平日1時間+週末に数時間のペースなら、1レベルあたり半年ほどを見込むと無理がありません。

忙しい駐在生活で続けるコツ

本とマグカップ(イメージ)
本とマグカップ(イメージ)
  • 朝の1時間を固定する。夜は会食や子どもの用事で崩れがち。家族が起きる前が一番確実です。
  • 試験日を先に決める。Level Iは年4回あるので、一時帰国や学校休暇と重ならない回を選べます。
  • 日本語で理解してから英語で解く。最初から英語の教科書を読むと、つまずいたときに止まりやすくなります。

日本語で学ぶなら「FA-Academy」

英語の試験でも、理解は日本語でした方が速い。そんな方に向けて、CFA試験を日本語でサポートするオンライン講座がFA-Academyです。

  • 📘 英文テキストの要点を整理した日本語の要点集と解説動画
  • 💬 Discordでの質問対応と、隔週のキャッチアップ会(Level I・II)
  • 💻 オンラインなのでシンガポールから受講できる

いきなり申し込まなくても、Level Iの7日間の無料メール講座で雰囲気をつかめます。コースと料金はコース一覧から確認できます。

※FA-Academyは、当サイトの運営者が関わるサービスです。

よくある質問

金融の仕事をしていなくても受けられますか?

金融の実務経験は不要です。学士号があるか、卒業の23ヶ月前以内の大学生、または職歴と学歴の合計4,000時間(3年以上)で受験できます。

実務経験4,000時間はCharterholderになるための条件で、受験前や受験中の経験も数えられます。

駐在の任期中に全部終わりますか?

1レベル半年ペースなら、Level I〜IIIの合格まで順調でも2年前後はかかります。帰任後も試験は日本で受けられるので、任期中はLevel Iだけでも十分に価値があります。

IBFの補助は使えますか?

対象はシンガポール国籍・永住者で、合格した場合のみ受験料の一部が戻る仕組みです。EP・DPの方は対象外です。

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受験料・制度は変わることがあります。申込の前にCFA協会・CFA Society Singaporeの公式サイトをご確認ください。

最終確認日: 2026-10-02 / 最新情報は公式ページよりご確認ください。

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この記事を書いた人

シンガポールで暮らす日本人家族のための生活情報メディアです。週末のおでかけ、学校・習い事、住まい、お金や手続きのことまで、「知りたかった」をわかりやすくまとめています。読者の皆様にとって有益な情報を掲載するよう努めております。情報の誤りやリクエストは、お問い合わせからお気軽にどうぞ。

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